お金をかけずにサーバーの勉強をしよう

自宅環境のマシン名解決(hosts)

2024年4月24日

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家には DNSが無いので、[hosts]ファイルで名前解決します。

自宅でサーバーのお勉強をするにあたり、サーバー数が多くなってくると IPアドレスを覚えきれなくなってきます。

職場なら DNSがあって マシン名→IPアドレス の「名前解決」ができますので IPアドレスを暗記しておく必要は無いのですが、自宅だとそうもいきません。

自宅に DNSサーバーを立ち上げるのもお勉強としては大変良いのですが、ただ単に DNSを使うためだけにお勉強の度に仮想OSを 1つ起動するってのも面倒臭いです。

解決策として考えたのが以下です。

でも何か違うな〜と思って却下。

普段電気を入れっ放しの、光ルーターかWifiルーターに宅内の DNS機能をつけてくれれば良いのにと思いますが、DNSの中継機能があるだけです。

仕方がないので、hostsファイルというもので名前解決しています。

これは OS毎にローカルディスクに持っているファイルで、DNSより優先して使われますので、ここにマシン名と IPアドレスの紐付けを書いておけば、自宅環境でも名前解決ができます。

でもマシン毎に記載をしないといけません
自宅で DNSを常時運用するのとどっちが面倒臭いのかですが、こちらの方が面倒臭くないと思っています。

Linuxと Windowsの [hosts]ファイルのパスは以下となっています。

Linux/etc/hosts
WindowsC:¥Windows¥System32¥drivers¥etc¥hosts

書式は Linuxと Windowsで同じです。
IPアドレスを頭に持ってきて、スペースかタブで区切り、マシン名は 1つでも複数でも書くこともできます。
#がコメントですね。

IPアドレス マシン名 マシン名 マシン名 #コメント

家の例はこんな感じ。

##
## Linux Servers
##
192.168.1.100 UbuntuServer2204-1 UbuntuServer2204-1.localdomain	#Database Server
192.168.1.101 UbuntuServer2204-2	# NGINX Server

これだけのことなんですが、当ホームページで IPアドレスではなくマシン名を使ってサーバー間の接続設定を書いているのは、これを使っているおかげです。


最近になってやっと Raspberry Pi Zero 2 Wが日本の技適を取得して売り出されたんで、これに DNSをやらせて常時つけっ放しにしておくのも良いかと思っています。


余り電力を必要としない・Wifiが使える・サイズが小さいということで、

という利点があるかと。

メモリが 512MBしかない非力なマシンですが、DNSだけやらせるには十分でしょう。