「JS7インストール 1」では JS7 Controllerのサーバーを作り、
「JS7インストール 2」では JS7 Universal Agentをインストールし、
「JS7インストール 3」では PostgreSQLのデータベースサーバーを作って、JS7 JOC Cockpitのインストールをしました。
現在の環境を絵で言うとここまで。
これで一応 JS7が一通り動くセットができたことになります。
という訳で、ここではやっとこさ JS7を実際に使ってみます。
ここでおさらいですが、この環境の中身をもう少し具体的に描くとこうなっています。
全てのサーバーは [/etc/hosts]ファイルを使ってマシン名の名前解決ができるようになっています。
1.初期ログイン
私の環境では URLが [http://js7cockpit:4446] になります。
Firefoxでアクセスします。
アカウントは 「root」、パスワードも「root」です。
ログインを押します。
接続するコントローラーを登録します。
私の環境では [js7controller]サーバーで、ポートは Controllerのデフォルト [4444:tcp](http) が対象です。
HTTP接続しますのでその URLを登録します。
私の環境では [http://js7controller:4444] になります。
テスト接続を押します。
ちゃんと接続できたら「コントローラーに接続できました」と出ますので、登録を押します。
コントローラーが登録されてこの画面になります。
次はエージェントを登録したいので、左上の…を押します。
メニューが出ますので、[単独エージェント追加]を選択します。
エージェントを登録します。
私の環境では [js7agent]サーバーが対象で、ポートは JS7 Agentインストール時に設定した [60000/tcp](http)になります。
エージェントID | このコントローラーで一意になる IDをつける (多分そうだと思います) |
エージェント名 | 上のIDに紐付く名前 (こちらは重複しても大丈夫そうですがそんな馬鹿なことをする奴はいない) |
タイトル | 必須ではない エージェント名との違いが不明 |
URL | エージェントのURL [js7agent]を作ったときに指定したポートを使う |
一通り入れて、登録を押します。
エージェントが登録され、このような画面になりました。
これで全てのノードが繋がりました。
ダッシュボードを押してみます。
初回だけだと思いますが、ウェルカムメッセージが出ました。
了解を押します。
システムステータスの枠に、構成が出ていますね。
2.日本語化
何やら原因は分かりませんがサーバー再起動をしたりしている過程で英語になってしまったので、日本語化の方法はこちらです。
画面右上にある [root]をクリックすると出てくるメニューから [Profile]を選択します。
色々な設定の画面になりますので [Preferences]タブを選択し、[Language]から [Japanese]を選択します。
これで日本語になります。
3.一般アカウント作成
実運用では [root]アカウントで全てをってことも無いと思いますので、一般アカウントとして [subro]を作ります。
画面右上の [Aに歯車]アイコンをクリックすると出てくるメニューから [アカウント管理]を選択します。
JOC Cockpitを選択します。
複数の Cockpitが登録されているならここに何行もでるんでしょうが、今は 1行しかありません。
対象の行をクリックします。
[アカウント]タブを選択します。
右上の+ アカウント作成を押します。
アカウント名とパスワードを設定します。
[ロール] がこのアカウントに与える権限になりますが、ここではとりあえず [root]アカウントと同権限の [all]にしています。
実運用では権限を適宜制限していくことになります。
登録を押します。
一旦 [root]アカウントからはログアウトします。
画面右上の [root]をクリックすると出てくるメニューから [ログアウト]を選択します。
今度は新規作成した [subro]アカウントでログインします。
初期パスワードの変更は必須のようでした。
[root]アカウントのときと同じダッシュボードが表示されました。
「JS7インストール 5」につづきます。
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画像も20枚以上となって、ちょっと長くなってしまったのでここで終わらせますが、シリーズも 4になるというのに、まだジョブの 1つも作ってないという…。
しかしまぁ役割の違うサーバーが 4台の構成となればこのくらいになってしまいますね。
次回こそジョブを実行してみたいものです。