Joomla!をインストールして自分のホームページを作るぞ!
このホームページはさくらインターネットの「さくらのレンタルサーバー」ってサービスを使って公開していて、HTMLは全部手製で書いています。
しかし一般世間のホームページはそんなことはせずに、もっと楽な方法でもっとスタイリッシュなホームページを作っているはずです。
そうでないとデザインの格差の説明がつきません。(´Д`;)
というわけで、今日は CMS(Contents Management System)と呼ばれるソフトウェアで、Wordpressに次いで世界で人気があるというものを入れてみようかと。
Joomla!
って言うんですけど、日本語化をしている人達のサイトがあって、それがこれ。
Joomla! じゃぱん
タイトルからすると公式の日本語化集団のようで、ここで日本語化版を配布しておられますので、コイツを入れてみようと思います。
日本化サイトに行くと右の方にこのような箇所がありますので、[こちらからご確認ください。] をクリックします。
そうするとですね、2023年8月10日現在では、中国の会社が運営するようになってから非常にアクセスが不安定になってしまった OSDNに飛びます。
最新版の [Joomla_4.3.3_in_Japanese] をクリックします。
結構時間がかかってからこのように変わりますので、[Joomla_4.3.3_in_Japanese.zip] をクリックします。
昨日(8/9)で「サーバー証明書の期限が切れた」とか出ましたけど、危険を承知でダウンロードします。
まぁ大丈夫でしょう。
大丈夫じゃないのは OSDNの運営の方だ…。
29MBのダウンロードに30分かかりました。
その間に昼食を取ってしまいました。
ダウンロードが完了すると [Joomla_4.3.3_in_Japanese.zip]ファイルができました。
インストールの仕方はどうするのかな?とドキュメントを探すとこちらにありました。
Joomlaのインストール
インストール手順のドキュメントがあったは良いのですが、これって PHPが使える Webサーバーありきのもののようですね。
う〜ん、と考え、NGINXを使うことにしました。
ここで今回の環境のお知らせです。
- Ubuntu Server 22.04.2
- NGINX 1.18.0
- PostgreSQL 15
- PHP 8.1
- Joomla 4.3.3
PostgreSQLについてはインストールが済んでいるという前提になります。
インストール手順を「PostgreSQLインストール」を書いています。
Ubuntu Serverに nginxと php-fpmをインストールします。
PHPのモジュールって言うのか、拡張機能はどれが必要なのか分からなかったので、とこぞのブログで拾った情報から以下の通り一緒にインストールしています。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ sudo apt install -y nginx php php-fpm php-curl php-xml php-zip php-pdo php-pgsql php-intl php-gd php-json php-ldap php-mbstring php-opcache
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
状態情報を読み取っています... 完了
〜〜〜 以下省略 〜〜〜
インストールできました。
NGINXで PHPを使えるよう設定ファイルを書き換えます。
[/etc/nginx/sites-available/default]の抜粋
# Add index.php to the list if you are using PHP
index index.php index.html index.htm index.nginx-debian.html; ← ピンクのところを足しました
server_name _;
location / {
# First attempt to serve request as file, then
# as directory, then fall back to displaying a 404.
try_files $uri $uri/ =404;
}
# pass PHP scripts to FastCGI server
#
location ~ \.php$ { ← コメントアウト[#]を取っ払って有効化しました
include snippets/fastcgi-php.conf; ← コメントアウト[#]を取っ払って有効化しました
# With php-fpm (or other unix sockets):
fastcgi_pass unix:/run/php/php8.1-fpm.sock; ← コメントアウト[#]を取っ払って有効化してバージョンも変えました
# With php-cgi (or other tcp sockets):
#fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
} ← コメントアウト[#]を取っ払って有効化しました
NGINXを再起動しておきましょう。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ sudo systemctl restart nginx
再起動しました。
Joomla!(日本語仕様)を展開して NGINXが読み取れるようにします。
Joomla!(日本語仕様)のダウンロードファイルはここに。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ ls -l Joomla_4.3.3_in_Japanese.zip
-rw-rw-r-- 1 subro subro 31359743 8月 10 12:39 Joomla_4.3.3_in_Japanese.zip
解凍します。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ unzip Joomla_4.3.3_in_Japanese.zip
〜〜〜 途中省略 〜〜〜
extracting: Joomla_4.3.3_in_Japanese/tmp/index.html
inflating: Joomla_4.3.3_in_Japanese/web.config.txt
[Joomla_4.3.3_in_Japanese]ディレクトリ以下に解凍できました。
ちょっと中を見てみます。
ここにある [index.php] がトップページなんでしょうね、きっと。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ cd Joomla_4.3.3_in_Japanese
subro@UbuntuServer2204-1:~/Joomla_4.3.3_in_Japanese$ ls -l
合計 112
-rw-rw-r-- 1 subro subro 18092 7月 6 21:05 LICENSE.txt
-rw-rw-r-- 1 subro subro 4942 7月 6 21:05 README.txt
drwxrwxr-x 11 subro subro 4096 7月 13 03:37 administrator
drwxrwxr-x 5 subro subro 4096 7月 13 03:37 api
drwxrwxr-x 2 subro subro 4096 7月 6 21:05 cache
drwxrwxr-x 2 subro subro 4096 7月 6 21:05 cli
drwxrwxr-x 18 subro subro 4096 7月 6 21:05 components
-rw-rw-r-- 1 subro subro 6855 7月 6 21:05 htaccess.txt
drwxrwxr-x 5 subro subro 4096 7月 6 21:05 images
drwxrwxr-x 2 subro subro 4096 7月 6 21:05 includes
-rw-rw-r-- 1 subro subro 1068 7月 6 21:05 index.php
drwxrwxr-x 10 subro subro 4096 7月 13 19:14 installation
drwxrwxr-x 5 subro subro 4096 7月 13 03:37 language
drwxrwxr-x 6 subro subro 4096 7月 6 21:05 layouts
drwxrwxr-x 6 subro subro 4096 7月 6 21:08 libraries
drwxrwxr-x 72 subro subro 4096 7月 6 21:08 media
drwxrwxr-x 26 subro subro 4096 7月 6 21:05 modules
drwxrwxr-x 25 subro subro 4096 7月 6 21:05 plugins
-rw-rw-r-- 1 subro subro 764 7月 6 21:05 robots.txt.dist
drwxrwxr-x 4 subro subro 4096 7月 6 21:05 templates
drwxrwxr-x 2 subro subro 4096 7月 6 21:05 tmp
-rw-rw-r-- 1 subro subro 2974 7月 6 21:05 web.config.txt
NGINXのドキュメントルートである [/var/www/html]ディレクトリ下に [Joomla_4.3.3_in_Japanese]ディレクトリをコピーします。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ sudo cp -r Joomla_4.3.3_in_Japanese /var/www/html
コピー先では [Joomla_4.3.3_in_Japanese]ディレクトリは長すぎるので [joomla]ディレクトリにリネームしておきます。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ cd /var/www/html
subro@UbuntuServer2204-1:/var/www/html$ mv Joomla_4.3.3_in_Japanese joomla
[joomla]ディレクトリ以下のファイルとディレクトリは、NGINXを実行している [www-data]ユーザーをオーナーに変えました。
subro@UbuntuServer2204-1:/var/www/html$ chown -R www-data:www-data joomla
コピー先の [/var/www/html/joomla]ディレクトリの中の様子。
subro@UbuntuServer2204-1:/var/www/html$ ls -la joomla
合計 120
drwxr-xr-x 18 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 .
drwxr-xr-x 3 root root 4096 8月 10 13:59 ..
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 18092 8月 10 13:59 LICENSE.txt
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 4942 8月 10 13:59 README.txt
drwxr-xr-x 11 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 administrator
drwxr-xr-x 5 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 api
drwxr-xr-x 2 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 cache
drwxr-xr-x 2 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 cli
drwxr-xr-x 18 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 components
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 6855 8月 10 13:59 htaccess.txt
drwxr-xr-x 5 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 images
drwxr-xr-x 2 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 includes
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 1068 8月 10 13:59 index.php
drwxr-xr-x 10 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 installation
drwxr-xr-x 5 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 language
drwxr-xr-x 6 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 layouts
drwxr-xr-x 6 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 libraries
drwxr-xr-x 72 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 media
drwxr-xr-x 26 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 modules
drwxr-xr-x 25 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 plugins
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 764 8月 10 13:59 robots.txt.dist
drwxr-xr-x 4 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 templates
drwxr-xr-x 2 www-data www-data 4096 8月 10 13:59 tmp
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 2974 8月 10 13:59 web.config.txt
これで配置は完了です。
Joomla!の WEBインストーラーを起動します。
トップページにアクセスすると自動でそうなります。
私の環境だと [http://UbuntuServer2204-1/joomla] です。
[サイト名を入力してください。] に好きに入れてログインデータの設定を押します。
管理者アカウント(スーパーユーザー)の設定です。
データベース接続の設定を押します。
データベース接続設定をします。
次の手順でこれに合わせて PostgreSQL側の設定をしてしまいます。
(本当は順序が逆です)
※Joomlaをインストールはまだ押さないで下さい。
それじゃ PostgreSQLにユーザーとデータベースを作りましょう。
subro@UbuntuServer2204-1:~$ sudo -u postgres psql
psql (15.3 (Ubuntu 15.3-1.pgdg22.04+1))
"help"でヘルプを表示します。
postgres=# CREATE USER joomla WITH PASSWORD 'joomla'; ← [joomla]ユーザー作成
CREATE ROLE
postgres=# create database joomla_db; ← [joomla_db]データベース作成
CREATE DATABASE
postgres=# ALTER DATABASE joomla_db OWNER TO joomla; ← [joomla_db]データベースのオーナーを[joomla]ユーザーにする
ALTER DATABASE
postgres=# quit
PostgreSQL側はこれで良いでしょう。
WEBインストーラーに戻って、Joomlaをインストールを押します。
うまく設定できたようです。
管理画面に行ってみましょうか。
管理画面を開くを押します。
先程設定したスーパーユーザーのユーザーとパスワードを入れてLog inを押します。
日本語仕様をインストールしたつもりなんですが、英語なんですよね。
まず日本語にします。
左のメニューの [System] をクリックします。
細かいメニューが色々と表示されますので、その中から [Manage] - [Languages] を選択します。
イギリス英語しかインストールされていないようなので、Install Languagesを押します。
2ページ目に [Japanese] がありましたので、Installを押します。
うまく入ったようなので、もう一回メニューから [System] をクリックします。
[Manage] - [Languages] を選択します。
今度は日本語が入っているので、日本語をデフォルトにします。
☆(元は◎)を押します。
以下のメッセージが出ていましたので、個々のユーザーの言語設定が優先するようです。
Default Language Saved. This does not affect users that have chosen a specific language in their profile or on the login page.
もう一回メニューから [System] をクリックします。
[Manage] - [Content Languages] を選択します。
✔(元は×)を押します。
一旦ログアウトします。
画面右上の [User Menu]から [Log out]を選択します。
デフォルト言語を日本語にしたものの、なぜだかログイン時に日本語を選択しないと日本語になりませんでした。
謎です。
このような画面になりました。
とりあえずここまでは来たのですが、使い方が全く分かりません。
カスタマイズ項目が多いと聞いていましたが、確かに相当あって、その分覚えるの大変そう…。
インストールとしてはこれで終わりなんですが、ここまで来て気付いたことが。
[記事]ってあるけど、もしかして作れるのって、ホームページじゃなくてブログ?
続くかも。
日本語書籍全然ね〜す。