「NextCloudインストール」では、snapパッケージで NextCloudサーバーを立ち上げましたが、その後 snap版だとカスタマイズにちょっと難ありとの情報を得ました。
もし本気のドキュメントを格納される本気環境を作るとしたら、バックアップやら冗長化を考えてしまいますので、オールインワンパッケージの snap版じゃなく素のインストール方法が良いなぁと思いました。
お勉強も兼ねて、若干のセキュリティ対策要素を加味して NextCloudのチョイ本気環境を作ってみようと思います。
- NGINXをロードバランサーに見立ててフロントに置く
- httpsは NGINXで終端させる
- MySQLサーバーは NextCloudサーバーとは分離する
とりあえずここまで各サーバーを分離してやれば、ネットワーク的なセキュリティの確保が大分しやすくなるはずです。
snap版じゃない NextCloudのインストールマニュアルはこれになります。
admin_manual(ドキュメントのタイトルなし)
そのうち Ubuntu Server 22.04へのインストールの関する記載箇所があります。
Example installation on Ubuntu 22.04 LTS
このインストールマニュアルでは、1つの Ubuntu Serverに NextCloudと MariaDBをインストールするようになっていますが、ここではこれを分離して、かつ MariaDBは MySQLで代替sるうようにしてみます。
構成を図にするとこんな感じです。
クライアントと NGINXの間にインターネットファイアウォールが、NGINXと NextCloudの間には内部用のファイアウォールがあって、NGINXが DMZにあるつもりです。
(ファイアウォールは作りませんが)
2023年4月24日時点では以下のような環境になる予定です。
役割 | ソフト | バージョン |
---|---|---|
OS | Ubuntu | 22.04.2 |
リバプロ | NGINX | 2.0 |
WEB | Apache | 2.4.52 |
PHP | PHP | 8.1 |
DB | MySQL | 8.0.32 |
これまでこのホームページで書いてきたものをいくつも利用して組み上げていきたいと思います。
結構なボリュームになってしまいましたので、各サーバー構築作業を分けて書いていきますので、このページはこれでおしまい。
「NextCloud ちょっと本気環境 2」に続きます。