お金をかけずにサーバーの勉強をしよう

Proxmox9 Backup Serverインストール 1

2025年9月2日

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Proxmox Backup Serverで仮想マシンとかをバックアップ。

Broadcomが VMware製品を課金方式にすること、ハイバーバイザーの ESXiの無償版を終了することを発表しました。

これは新しいバージョンの vSphereのお勉強をタダでできなくなることを意味します。

ESXiをタダで使っていた世界中のサーバーエンジニアが梯子を外された格好になり、彼等の間で避難先として PROXMOXの人気があがってきました。

PROXMOXの導入に関しては当ホームページでは、以下で既に扱っています。
PROXMOX9 環境構築 1
PROXMOX9 環境構築 2
PROXMOX9 環境構築 3
PROXMOX9 環境構築 4

また PROXMOXサーバーのクラスタ構成の構築を以下で扱いました。
PROXMOX9 クラスター 1
PROXMOX9 クラスター 2
PROXMOX9 クラスター 3
PROXMOX9 クラスター 4
PROXMOX9 クラスター 5
PROXMOX9 クラスター 6
PROXMOX9 クラスター 7

ここでは上記の環境に作られた仮想マシン(仮想OS)やシステムコンテナをバックアップするため、以下のサーバーを立ち上げます。

Proxmox Backup Server

基本的にこのサイトにある Get Started に従って進めていきます。


1.ダウンロード

ダウンロードはこちらから。
特にタイトルのないダウンロードページ

一番新しい [Proxmox Backup Server 4.0 ISO Installer] のDownloadを押します。
Proxmox Backup Server ウンロード 1

ダウンロードが完了すると [proxmox-backup-server_4.0-1.iso]ファイルができました。

拡張子が [iso]の ISOイメージファイルですから、Proxmox Backup Serverもまた、Proxmox VE(Virtual Environment)と同様に OSとしてインストールするものです。


2.設計

使うものは、2025年9月2日時点での最新版で以下にします。

用途使うもの
仮想化ハイバーバイザProxmox VE 9.0-1
仮想OS(バックアップ対象)Windows Server 2025
バックアップサーバーProxmox Backup Server 4.0-1

これらを全て VMware Workstation Pro上の仮想マシンとして作成します。

Proxmox VEの環境は冒頭に書いた「PROXMOX9 環境構築 1」〜「PROXMOX9 環境構築 4」で作ったものです。

ネットワークの論理的な構成はこんな風になります。
論理ネットワーク構成

VMware Workstation Proでバックアップサーバー用の仮想マシンを作る時にディスクのサイズは注意ですね。
今回の実験に耐えるだけの大きめのサイズにしておきます。

インストールするものメモリディスク
Proxmox VE 9.1-08GB100GB
Windows Server 20254GB60GB
Proxmox Backup Server 4.0-14GB200GB

Proxmox VEサーバーにはには既に Windows Server 2025の仮想OSが一つあります。
Proxmox と Windows Server 2025構築完了


Proxmox9 Backup Serverインストール 2」につづきます。