お金をかけずにサーバーの勉強をしよう

Proxmox Backup Serverインストール 1

2024年2月23日

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Proxmox Backup Serverで仮想マシンとかをバックアップ。

Broadcomが VMware製品を課金方式にすること、ハイバーバイザーの ESXiの無償版を終了することを発表しました。

これは新しいバージョンの vSphereのお勉強をタダでできなくなることを意味します。

ESXiをタダで使っていた世界中のサーバーエンジニアが梯子を外された格好になり、彼等の間で避難先として PROXMOXの人気があがってきました。

PROXMOXの導入に関しては当ホームページでは、以下で既に扱っています。
PROXMOX環境構築 1
PROXMOX環境構築 2
PROXMOX環境構築 3
PROXMOX環境構築 4

また、PROXMOXサーバーのクラスタ構成の構築を以下で扱いました。
PROXMOXクラスター 1
PROXMOXクラスター 2
PROXMOXクラスター 3
PROXMOXクラスター 4
PROXMOXクラスター 5

でもってここでは、上記の環境に作られた仮想マシン(仮想OS)やシステムコンテナをバックアップするため、以下のサーバーを立ち上げます。

Proxmox Backup Server

基本的にこのサイトにある Get Started に従って進めていきます。


1.ダウンロード

Get StartedのページにDownload ISO imageボタンがあるからそれを押します。
Proxmox Backup Server ウンロード 1

バージョンが 2つ出てくるので、新しい方を選んでDownloadボタンを押します。
2024年2月23日時点では、3.1-1が最新バージョンです。
Proxmox Backup Server ウンロード 2

ダウンロードが完了すると [proxmox-backup-server_3.1-1.iso]ファイルができました。

拡張子が [iso]の ISOイメージファイルですから、Proxmox Backup Serverもまた、Proxmox VE(Virtual Environment)と同様に OSとしてインストールするものなんでしょう。
(きっと Debian 12ベースですね)


2.設計

使うものは、2024年2月23日時点での最新版で以下にします。

用途使うもの
仮想化ハイバーバイザProxmox VE 8.1-2
仮想OS(バックアップ対象)Windows Server 2022
バックアップサーバーProxmox Backup Server 3.1-1

でもって、これらを全て VMware Workstation Player上の仮想マシンとして作成します。

Proxmox VEの環境は冒頭に書いた「PROXMOX環境構築 1」〜「PROXMOX環境構築 4」とほぼ同じ手順で、最新版を入れたものを作った前提です。

ネットワークの論理的な構成はこんな風になります。
論理ネットワーク構成

バックアップサーバーを作るので、VMware Workstation Playerで仮想マシンを作る時に、それぞれディスクのサイズは注意ですね。
他の実験と違って、今回の実験に耐えるだけのサイズにしておきます。

インストールするものメモリディスク
Proxmox VE 8.1-28GB150GB
Windows Server 20224GB60GB
Proxmox Backup Server 3.1-14GB200GB

というわけで、取り急ぎ Proxmox VEと Windows Server 2022の仮想OSを一つ作りました。
Proxmox と Windows Server 2022構築完了


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ここまでは慣れてしまえばすぐにできるようになりました。

Proxmox VEは 8.1になって、Windows OSの仮想マシンを作る時に、Windowsのインストールメディアと Virt I/Oドライバのインストールメディアを同時に使えるように、DVDドライブが 2つできるように変わっていました。

おかげでインストール作業が凄く作業が楽になりました。


ここはこれで終わりです。

PROXMOX環境構築 2」に続きます。